2018年10月31日(水)第3369回例会イラクから活動報告に来て頂きました。
津ロータリークラブでは、国際奉仕活動として昨年に引き続きNGO国際ボランティアセンター(JVC)を通して、イラクでの平和教育活動の支援を行っております。今年の活動と現状報告のために、現地NGOインサーンのアリー・ジャバリ代表、JVCのガムラ・リファイさん、池田未樹さんにお話をお聞きしました。
安定しつつあるイラク情勢ですが、もとの平和な生活までは程遠い状況です。将来のためにも、子どもたちらしい生活が取り戻せるように学校のような「平和の広場・peace yard」を開いて、セラピーや心のケアを実施しています。
子どもたちへの支援は、イラクの未来への支援です。
今年の津RCの支援で72名の子供たちを受け入れることが出来たそうです。少しでも子どもたちのためになっていれば幸いです。
●例会終了後、近くにある津市立養正小学校(樋口浩一郎校長)を訪問しました。
急な申し入れに対してこころよく見学を許可して頂き感謝致しております。
アリーさんも日本で活動するガムラさんも、平和な日本の子供たちが学ぶ学校を見学することが初めての経験だそうです。
体育館、運動場、図書館、音楽室、授業中の教室の見学の後、5年生クラスの帰りの会で子どもたちとの交流を持たせて頂きました。アリーさんは、子どもたちに「皆さんは、何ヶ国語話せますか?」「私は、イラクの言葉以外に全部で5つの言葉が話せます。次は、日本語を勉強します。皆さんもいろいろな国の言葉を勉強してください」と話し、子供たちも真剣に聞いていました。
クラスが思わぬ来訪者との対話を楽しんでいるようでした。
伊勢型紙や習字の展示物を見ながら、
アリーさんは「私の子供のころはイラクでも国の文化を学ぶことがありましたが、今はないので、子どもたちに平和な中で学べるようにしたい」と、校長先生、教頭先生に話しておられました。
養正小学校のホームページでは、
校長先生が、「今のイラクの子どもたちは、生まれてから、戦争やテロ、混乱が無い中で暮らしたことがないという言葉が印象的でした。次回、来日されたときは、もう少し詳しく学ぶ機会をもちたいと思います」と、述べられております。
http://ednet.res-edu.ed.jp/s-yosei/index.php?key=joasapi1t-37#_37
●改めて、日本が平和なことに感謝するとともに、イラクの子供たちへの支援の必要性を感じました。