2025年11月1日 (土) 日赤点訳奉仕団資機材目録贈呈式/中勢・伊賀グループ インターシティ・ミーティング
2025/12/12

11月1日(土)、中勢・伊賀地域8ロータリークラブ(以下RC)によるインターシティ・ミーティングが、津RC主催のもとホテル津センターパレスにて開催されました。インターシティ・ミーティングとは、同一地域のRC会員が一堂に会し、ロータリーについての理解を深め、あわせて親睦を深める場です。
当日は、8クラブより会員143名、ご来賓として前葉泰幸津市長、第2630地区 玉野英美ガバナーをはじめ、総数160名が参加し、学びと交流のひとときをともにしました。
この席上では、三重県下RCが60年以上継続して実施している、日本赤十字社三重県支部点訳奉仕団への資機材贈呈式が執り行われました。点訳奉仕団委員長・伊藤順康様、日本赤十字社三重県支部 事業推進課 主事・東倉渉様にご臨席いただき、増田ガバナー補佐より目録が贈呈されました。
今年度は、点字用紙1万6,500枚をはじめ、点字用バインダー、点字ソフトなど、県内32クラブからの支援金により、合計28万円相当の資機材を寄贈いたしました。

伊藤委員長からは、次のようなご挨拶を頂戴しました。
「点訳奉仕団の活動は華やかなものではなく、非常に地味ではありますが、日常生活に欠かすことのできない、大切な活動です。社会を支える土台の一つであるという思いをもって、日々取り組んでいます。
活動が地味であるため、点訳に対する理解が十分とは言えませんが、普及活動として小学校での出前授業や県内の様々な行事へ参加し、点訳への理解を広める取り組みを続けています。
日赤三重県支部は2024年12月より新社屋に移転し、私たちも新たな環境で気持ちを新たに活動しています。来年は設立70周年を迎えます。これまでの歩みを振り返りながら、新たな一歩を踏み出せる節目にしたいと考えています。
点訳奉仕団の活動に終わりはありません。今後とも皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。」
〈援助の経緯〉
昭和31年、三重大学の学生が点訳を学び、点訳の活動場所や用具について朝日新聞の「一言欄」へ投稿したことがきっかけとなり、東海地区より28名の方から用紙などの寄贈が寄せられました。これが発端となり、同年5月に日本赤十字社三重県支部点訳奉仕団が発足しました。 その後、当時の服部山田日赤病院長が伊勢RCへ協力を依頼し、伊勢RCが県内のクラブへ呼びかけました(当時は伊勢・桑名・松阪・津・上野・四日市の6クラブ)。点訳奉仕団発会式の場において、継続的な援助を行うことが申し出られ、今日まで支援が続いています。